初心者にとってなぜ、スキーは怖いのか?
怖いというのは大切な感覚です。
間違った方法で怪我をしてはもともこもありません。
正しい克服法を知って楽しく安全にゲレンデを滑りましょう!!
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スキー初心者の気持ち。なぜ怖い?間違った克服法は危険!!
スキーが怖い!!初心者の時、誰もが感じる感覚です。
上手い人はスイスイ滑っているのに、あんなに早く滑るのは無理!!と思うかもしれません。
この怖い気持ちはとても大事な感覚なのと、無理はないのです。
普段の生活の中で滑る事って殆どないですよね!
というか滑らないように私たちは生活しています。
たとえば、受験とか…
っとゴメンなさい^^;
雪道は滑らないように...とかお風呂のタイルで滑らないように...とか、
バナナの皮に乗らないように...とか^^;
これが、滑るのが当たり前の状況にはすぐになりません。
そこで、早く上手くなりたい人が、最初にやってしまうこととしては、
「怖い気持ちにフタをすること!」です。
とにかく、スキーは気合だ!!滑っているうちに慣れてくる。
ってどこかのスパルタな先生はいうかもしれませんね!
その場は滑れた!!俺にもできた!!行ける!!と思うかもしれませんが、
これは大変危険な行為です。
初心者の頃はスピードがそれほど出ていないので、レッスン中には怪我はないかもしれません。
でも、将来的にこの感覚で進めていくと、怖い感覚がにぶってしまい、
いつか怪我をするときが出てきます。
なので、この怖い気持ちと上手に付き合っていく必要があるのです。
スキーが怖い時の克服法
突然ですが、なぜ私たちは怖がるのでしょう?
例えばお化け!!
なぜ怖いのか...って得体が知れないからですよね!!
暗い中で、よくわからないものがバンッ!!って出てきたら、チョー怖いです。
でも、真っ昼間にゆっくり現れれば、ハァ~(*´Д`)っていうくらいだと思います。
お化けではなくても、田舎から出てきて初めての東京も怖いかもしれません。
どんな電車にのればいいのか?怖いお兄さんに捕まらないか...
これも、初めての東京が得体がしれないからです。
色々しらべて徐々に克服していけば当たり前になります。
というわけで、スキーが怖いのも、無理はありません。
このスピードで何が起きるか予想がつかないからですね。
でも、限りなくゆっくり滑って行けば、滑った結果がどうなるか予想つきますよね!
この速度が最適な速度になります。
この速度を超えて滑ってはいけないのです。
と言うと、次に出てくるのが、
「だって出したくないけど、速度が出ちゃうんだもん・・・(*´з`)」
というのもあるかもしれません。
これは、だいたいの場合ですが、なぜか、初心者ほど、斜面を真下に滑りたがります。
初心者は斜面の下見たら怖いでしょう???
と思うのですが、スキーのイメージが下に滑るのが強いからでしょうね!!
「斜面は斜めに滑るもの!!」
と覚えてください。
このページのイメージ写真も斜めに滑っていますよね!!
まっすぐ下る滑り方がないわけではないですが、
速度が出てしまうのを、まっすぐ下に、スキー板でガリガリ引っかきながら下っても、
滑ったと言うよりも、ズレ落ちたという感覚になって、全然面白くないと思います。
膝も疲れてしまいます。
スキーは滑るものなで、ズレ落ちる感覚はやめましょう!!
というと、今度は
「斜面が端まで行ったら突っ込んじゃうじゃん!!(@_@)」
と言われてしまいそうですね。
大丈夫です。曲がれなかったら、一度止まっていただき、
「キックターン」を使ってから回ってっください。
止まって回る方法なので、平地で十分練習できます。
どういうものかは下のyoutube動画を見てみてください。
これを使うと、時間はかかりますが、だいたいの斜面で降りてくることができます。
さすがに時間はかかるので、あまり急斜面はお勧めできませんが^^;
あとは、できるだけ、斜面が広めなところを下ってくることをおすすめします。
スキーの初心者は転び方を覚えるのも一つの手
あと、怖い理由としては、転んだ時にどうなるか分からない...というのもあるかもしれません。
最初のころは、よく転んだ分だけ上手くなるとか言われますが、正にそうだと思います。
と言っても、なんでも気合で転ぶのはチョット...後が続きません。
自分なりに、痛くない転び方を見つけてみてください。
転んで地面に着地するときに、手首は使わないようにしてください。
腕全体で横側からといった感じです。
それと、オーソドックスな方法としては、山側に体を倒してお尻から落ちれば、
雪山なので、ほとんど痛くないと思います。
この痛くないポイントが見つかってきたら、色々と転んでみましょう!!
転んだ時からのリカバリー(立ち上がり)を早くするのも上達の近道です。
立ち方の動画です。
基本はスキーの交差をほどいて、谷川に両足を持って行って立ち上がれば、OKです。
滑ってしまい、立ち上がれないときは、スキーの片足や場合によっては両足を外せば、立ち上がりやすいです。
慣れてくれば、転びながら立ち上がるということもできてしまうかもしれません。
転んでるんだか滑っているんだかの境目が分からなくてもオッケーです。
転び方が分かったら、滑っていて、ムリ目だな...と思った時に同じ方法で転んでください。
いやいやここは耐えて...とムリに耐えるのはよくありません。
ここを無理に頑張ってしまうと、次の転ぶタイミングではさらに速度が増してますから、受け身がとれず、怪我の元になってしまいます。
ヤバそうだったら、こう転べばいいんだな...と思えるようになると、恐ろしいくらいスキーが怖くなくなります。
転ぶことは、スキーでは全く恥ずかしいことではないので、好きなところで転べるようになるまで、転びを極めていくと、滑ることも、転ぶことも怖くなくなります。
まとめ
スキーが怖くなる理由と対処の仕方のイメージは湧きましたでしょうか?
怖いと言うのは、人間に備わった大切な感覚です。
ココを麻痺させて、気合で練習して大けがをしては元も子もありません。
なぜ、怖いのかにうまく向き合い、怖さを克服していただき、楽しくスキーを滑ってください。
ちなみにリフトが怖い方はコチラの記事をご参照ください。
→初めてのリフトの乗り降り
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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