雪道を車で走ってスキー場へ!初心者は雪道をどうやって走ればいいでしょう?
でも、雪道といっても色んな種類があります。
全ての路面についての運転方法を一気に理解するのはかなりしんどいです。
そのため今回は、雪道初心者向けのスキー場を例にとって、そこで必要な運転技術について説明します。
雪道でも最も車で行きやすいスキー場は
いよいよ、運転技術について説明します。
準備編で説明しましたが、雪道の準備は大丈夫ですね。
過去の記事を確認したい場合はコチラを参照ください。
上記を理解したうえで、どのように走って行けばいいのか?
初めて雪道を走ってスキーに行こうとすると、道路や路面に応じてさまざまな技術が必要になります。
雪道の感覚を覚えるためには、広いところで急発進と急カーブを経験すれば分かる。
なので、一度滑らせてみればいい...という荒療治的な考え方もありますが、これはお勧めできません。
なぜなら、雪道は一種類ではないからです。
乾いた雪、解けかかったべちゃべちゃな雪、粉雪、アイスバーンといろいろあります。
もっというと、アイスバーンに粉雪がのった状態だったり、わだちが深く掘れている状態、
凍っていくときの状態もあれば、氷が解けていくような状態。
氷の上に雨が降った状態...また、外気の温度によっても、結構違うのです。
なので、一種類の雪の上で限界性能が分かったとしても、一つの例に過ぎません。
大事なことは、少しでも色々と走って、路面を感じることです。
走った時に何か操作をしたときの雪と車の反応を感じながら、体感的に覚えていく必要があります。
なので、最初からアップダウンが激しい、ケモノの道を進むようなコースはお勧めできません。
そこで、関東からのスキー場にになりますが、初心者には2つのスキー場をおススメします。
どちらも、関越自動車道の練馬から2時間くらいのアクセスになります。
・佐久スキーガーデン パラダ:なんと高速のパーキングエリアから行けてしまうスキー場です。
アクセスは練馬から関越自動車道にのり、藤岡ジャンクションから上信越自動車道に乗って、佐久のパーキングに隣接しています。
・ノルン水上スキー場:こちらも高速のインターチェンジから近くて、インターチェンジから3~4キロの距離です。
アクセスは練馬から関越自動車道に乗り、水上インターチェンジから降りてすぐです。
どちらも、アップダウンが少なく、高速に隣しているので、初心者が最初に行くには持って来いのスキー場です。
雪道での車の運転方法
スキー場を決めたら、続いて運転方法です。
雪道を走っていて、突然滑るというのは珍しく、それなりのサインは出ているが、気づかずに、臨界点を超えたときにスベることが多いです。
なので、それなりのサインを感じたり、危険察知能力を研ぎ澄ます必要があります。
まずは、高速での雪道の運転です。
決して飛ばし過ぎないでください。そもそもスキーキャリアを積んでいる状態ではMAX80km/時なんですよ!
さて、高速の走り方ですが、真っすぐな道が長く続きます。
この時、前の車との車間距離を十分にとってください。と言っても、無駄に広げることもないのです。
少なくとも教習所でならった、時速80キロで80m(中央分離帯4本分)、100キロで100m(中央分離帯5本分)は空けてください。
オセーあおるゾ!なんて行為は絶対にやめてくださいね^^;
続いてアクセルワークですが、同じ速度をキープできるようなアクセルの踏み位置を探すようにしてください。(ちなみにこれって、燃費にもいいんです)
AT車の場合はゆるやかな長めの下りが続くときにはオーバードライブをOFFにして、若干エンジンブレーキがかかるようにしておきます。
MT車も、加速がついてきてしまった時は、サード等にしてエンジンブレーキを利かしてください。
アクセルとハンドリングとかブレーキとハンドリングなどの同時操作は危険です。先に速度を落としてから曲がるようにしてください。
(もしくは効きの緩やかなエンジンブレーキであれば、OKです。)
高速道路によくあるトンネルですが、トンネルの出入り口では路面の変化(路面の特性が急にかわることがある)がある可能性があるので、車の急な操作は特に危険です。
間違ってもトンネルの前後に追い越しを仕掛けるなんてもっての他です。
気を付けてください。
また、高速道路にあるインターチェンジですが、雪が積もっているときは、足の裏に雪が固まって良くついてしまいます。
この雪踏むと結構ツルツルするんですね。
なので、車に乗るときは車の外でこの雪を落としてから、車に乗ってください。
ペダルを踏むときに滑って踏み外したりしたら、危険なので...
雪道で車がスリップした場合はどうする?
高速を降りたくらいのところで、時々、起きることがあるのですが、スリップをが起きてしまったらどうしましょう?
ここでのスリップとは、カーブを曲がるときのスリップではなく、直線を走っていてもスリップが起きることがあるのです。
ちょっと怖いですが、大丈夫です。
いざというときの対応を確認しておきましょう。
このスリップですが、雪道を走っていると、わだちを踏んだりして、突然グリップがスコンと抜けることがあります。
そんな時に、普通のアスファルトと同じように、アクセルの踏み方と逆ハンドル(曲がりたい方向と反対)を切って、走りながら早くグリップを戻そうとすると、余計車が振られます。
なので、スリップしたら、まずはスグにアクセルから足を離してください。
この時に急ハンドルを切るのもやめてください。下手にカウンターを切ると、おつりが来てしまう心配があります。
大丈夫です。速度が落ちてくると、自然とグリップが効くようになってくるので、それを感じたら、またアクセルを徐々に開くと安全に走れます。
初心者向け雪道の走り方のまとめ
今回は初心者向けということで、高速道路に面したスキー場へ行くときに必要なドライビングテクニックについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
雪道は路面からの反応を感じながら運転することが大事なので、最初はどんな反応が返ってくるかを感じながら、緩やか系な道を走ることが大事です。
ちなみに、高速も万全ではありません。雪があまりにもひどいと、通行止めになってしまうことがあります。
そのほかにも、もしも、ケモノ道に紛れ込んだ時のため、以下の記事も見ておくと、役に立つかもです。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。