雪道初心者の場合、なぜか雪があまりないところに行こうとしても、
逆に雪道に吸い寄せられてしまうことがあるようです。
高速通っているから安心!と思っても高速が通行止めになってしまえば、下道を走るしかありません。
降りた下道が山道だったら...
そんなもしものときのためにハードな雪道の運転をチェックしておきましょう。
ちなみに、ソフトな雪山初心者向けの記事はコチラを参照ください。
目次
雪道で山道の運転方法は?
楽しく車でスキーに行くつもりが、不幸にして山道に紛れ込んでしまった時の運転はどうやって運転すればよいでしょうか?
・発進について
まずは平地の場合
マニュアルの場合は、セカンドから走り始めると力の伝わり方が柔らかくなるので滑りにくいです。
オートマの場合は、特にギヤの選択はいつもと同じで大丈夫です。クリープ現象をうまくつかって徐々に加速しましょう。
下りの場合
ブレーキを話せば自然と走り始めますが、前の車や自分の車がスリップしたときのために、相当余裕を持ってから走り始めましょう。
急こう配の場合は、最悪、滑って止まら場合はカーブや側面にぶつけて止まるつもりで、それができる様に、前の車との間隔を空けて走り始めましょう。
登りの場合
マニュアルの場合は無理せず、坂道発進を行ってください。
サイドブレーキを引き、ゆっくりと加速を始めてください。
オートマの場合もクリープ現象を使ってブレーキからそっと足を離し、徐々に加速してください。
但し、登りの場合はどうやってもタイヤが滑ってしまい、進まない場合があります。そんなときは段ボールや雑巾をタイヤの下に敷き、そおっと加速してください。
段ボールもなかったらどうするか...
最後の切り札ですが、車に搭載された、フロアマットや座布団をタイヤの下に引いて走り始めてください。
少しでも進み始めれば、なんとかなることも多いので、覚えておきましょう!
それでも滑った場合は、みなさんの力を借りるしかありません。
車から降りて、後ろから押してもらってください。
また、けん引のロープがあれば、逆に前から引っ張ってもらうこともできます。
もちろん、前の車がパワフルな車に限りますが...
・走るラインについて
走るラインは、基本的に前の車が踏んでいたわだちの上を走ることになります。
この上をアクセルを話したら、すぐに止まるんだろうな?というスピードで、
さらに一定の速度で走ってください。
でも、ときどき、わだちの横が凍っていて、そこを踏んでしまった場合に、
車が制御不能になることがあります。
そんなときは、ムリにアクセルを調整しようとせずに、アクセルには触れずに、
減速させてください。一度速度が落ちてしまえば、グリップが復活するので、そこから運転を再開してください。
・カーブについて
カーブ(曲がり角)の場合は、1にも2にも減速がポイントとなります。
曲がりながらのブレーキはスリップのもとなのでやめてください。
カーブに差し掛かる前に十分に減速してから曲がってください。
普通の道路の場合、あ、ここ曲がるんだっけ?と思ってハンドルを切っても十分間に合いますが、雪道の場合はあり得ません。
前か後ろがツルンとながれてしまう可能性が高いため、焦って曲がらず、次のカーブを待ちましょう。
減速は分かった。でも、長い下り勾配でのカーブの場合はどうすればいいでしょう?
ブレーキを踏まなければどんどんスピードがでてしまいますよね。
そんな時は、エンジンブレーキを使って速度を落とします。
マニュアルの場合はセカンドに、オートマの場合も2か1のギヤを使って、エンジンブレーキを十分に使って降りてください。
間違っても、サイドブレーキを引いてはいけませんよ。スリップしてくれと言わんばかりの行為なので...(*´Д`)
それと長い下り勾配のカーブはとくに前の車との車間距離に気を付けてください。空きすぎの思う位、空けて走ってください。
自分でなくても、前の車がスリップすることがあります。
筆者も経験したことがあるのですが、前にいた車が突然回転し始めて、前の車と正面でお見合い!したことがあります。そのときは車間距離を十分空けといたため、無傷で助かりました^^;
雪道の運転で気を付けることは
走り方だけでも、結構なボリュームになってしまいましたが、雪道の運転において、マナー的にも結構気を付けることがあります。
・何事も早め早めに対処してください。
たとえば、こんなことはないと思いますが(というか思いたい)、ドノーマルタイヤで雪道に紛れ込んでしまった時。
このくらいの雪だったら大丈夫だ!(といいなぁ~)と希望的観測で走り始めてしまい、気づけば雪だらけ、にっちもさっちも行かなくなって、道路の真ん中でチェーンつけている車、目も当てられません!(これ見たの、軽井沢の有料の碓氷峠ですよん^^;別に山道じゃないし...)
あと、異様に運転に慣れている人が、急いでいるのか、後ろからガンガンとあおってくるケースあります。
そんな時に、ここの速度はそういうものなのかな?と思って、一緒になって速度を出していると、壁やガードレールに激突しますので、要注意。
自分のペースで走って、広いところでさらに速度を落とし、追い越させましょう。
・トイレは早めに行ってください。
寒い冬は結構トイレが近くなります。
男性の方、もしもの時は、車止めて...なんて考えないでくださいね。
前にサイドに車を止めて用を足そうと左にハンドルを切って、ブレーキを踏んだ瞬間、後ろの車がよけきれずにゴッチンとかよくある話です。
あとは、止めておいたら、わだちのラインから抜けられずにゴッチンとかもよくある話です。
・優先道路はアテにならない
同じくらいの道路の幅で、左から来た場合、どちらが優先?
普通の道路であれば左の車が優先なので、車が右に見えても減速しなくてもいいのですが、雪道は往々にして「止まりたくても止まれない...」ということが起きます。
なので、そんなことを予測して、何かの時は自分も止まれるように準備しておきましょう。
ひどい場合は、信号すらもアテにならないことがあります。
青はススメの意味ではないです。十分にご注意下さい。
というわけで、マナーでしたが、これらの内容は、自分だけでなく、相手も巻き込む可能性があるので、十分にご注意下さい。
雪道の運転でライトはどうするの?
雪道の運転で意外と忘れがちなのが、ヘッドライト。
ヘッドライトは昼間でもONにして走ってください。視界が少しでも良くなるのと、対向車に自分の存在を知らせることができます。
それと、対向車に雪の路面の状態を伝える働きがあります。
逆に、自分が相手に照らしてもらった時によくわかるのですが、路面のテカテカ具合が分かるので、
今は知っている路面の状態が滑りそうかどうかの判断ができます。
テカテカだったら...超危険です!!気を付けてください。
ちなみに、このヘッドライト、前後に車がいなかったとしても、ハイビームはヤメた方がいいです。全然見えなくなります。
最近はヘッドライトのLED化が進んで、雪道で見えにくくなっています。
スキーに行く方は従来のハロゲンライトがあるといいですね!
ハードな雪道で山道の運転のまとめ
ハードな山道に遭遇してしまったときの雪道の切り抜け方を一通り説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
常に早め早めの対処をこころがけて、ソフトな運転を心がけてください。
事故は、もう大丈夫かも...と思った時が一番起きやすいです。
自分が正しいければいいのではなく、どんな状況もお互い様なので、そんなのはあり得ない!という固定観念を外して運転してください。
なお、駐車時の注意事項についてはコチラの記事をご参照ください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。