スキー場の駐車場に着きました。
あとは止めるだけ…と行きたいところです。
でも、いつもの感覚で駐車していると、後が大変な事になっては良くないですよね!
雪道の駐車場に止める正しい方法をチェックして、あとでシマッタ…(/o\)とならないようにしておきましょう。
スキー場の駐車場での注意は何?
道中いろいろあったかもしれませんが、なんとかスキー場の入口まで来ました。
もう、とっとと停めて滑りに行きたいところでしょうが、ここでアクセルをグイッと踏み込んではいけません!
普通の道路であれば、それで十分なのですが、雪山の駐車場の場合は危険すぎます!
駐車場は人と車の両方が行き来する場所です。
今までは車だけを意識していれば、良かったのですが、今度は人を引いてしまう可能性も考えなくてはいけません。
特に子供のカオス的な動きは予測がつきにくいです。子供がバッと飛び出してきたときに、スピードが出ていると、急には止まれません。
しかも、雪山は経験された方も多いと思いますが、雪に音が吸収されてしまって、エンジンの音が聞こえにくくなります。
なので、アクセルを離せば、すぐに止まっちゃうんだろうな~という速度でトロトロ進む必要があります。
駐車場でアクセル踏んで、車の限界性能を試すなんて、もっての外です。
人を引いちゃったら、人生終わってしまいますので、充分に注意してください。
雪の駐車場はサイドブレーキは引くの?
どこに停めるかはだいたいの場合、交通整理の人が案内してくれるので、それほど難しくないと思います。
あとは、バックで駐車するところも前向き駐車するところもありますが、車を止めてギッとサイドブレーキを...
ちょっと待って下さい。雪山の駐車場ではこのサイドブレーキが命取りなんです。
ギ~と引っ張った時のこのワイヤーが、気温が低いと凍り付いてしまい、後でサイドブレーキを解除しても、ブレーキが解除されなくなってしまうのです。
そうなると、気温が温まるまで、走れません。
というわけで、雪山の駐車でサイドブレーキは引きません。
でもそうなると、車が動いてしまって困りますよね!
AT車(オートマ)の場合はP(パーキング)にギヤを合わせれば、ロックがかかるので、これでいいですが、MT車(マニュアル)の場合はPがないので、止まりません。
なので、マニュアルの場合はギヤを入れておく必要があります。
ではどこのギヤにいれればいいのか?
それはくるまの向きに依存します。
車が前傾している場合は、バックのギヤ、後傾している場合はローのギヤになります。平地の場合も前傾の時と同じバックのギヤに入れましょう。
それと、これはマニュアルの方だけでなく、オートマの人にもやっていただきたいのですが、車輪止めを行ってください。
下がっては困る方向のタイヤの下に取り付けます。
さらに、雪道の中での注意事項はギヤだけではありません。
ワイパーがフロントガラスに乗ったままだと凍り付いてしまいますので、ワイパーはたてておきましょう。
スキーキャリアはあとで開けられなくなる可能性があるので、オープンのままにします。
普段からそうですが、ヘッドライトの切り忘れに注意してください。
雪道は昼間でもランプをつけたまま走るので、切り忘れることがあるかもしれません。
通常はドアを開けたときにライトがついているとブザーが鳴る車もありますが、音が聞こえにくいこともありますので、念のため確認してから車を出てください。
それと、車中泊をされる方は注意していただきたいのですが、車のマフラーの排気口に雪が積もって詰まってしまうと、車の中が一酸化炭素で満たされてしまい、死んでしまうことがあるので、エンジンをかけて寝ようと思われている方は危険です!注意してください。
エンジンは切り、シュラフやスキーウェア、毛布などで体の温度を暖かくして休んでください。
雪の駐車場から出る時の注意は
スキーを楽しんできて、車から出る時にも注意が必要です。
一番やってしまいがちなのは、マニュアル車の時、ギヤがローやバックに入った状態でエンジンをかけてしまうことです。
最近は安全装置がついていて、クラッチを踏まないとエンジンがかからない車もあります。
でも、一般的には間違えると、セルを回した瞬間に車が動いてしまい、前や後ろにいる人をはねてしまったり、崖から落ちたり、壁に激突したりする事故につながりますので、ここは十分に注意してください。
そのほかは、周りに着いた雪はすべて落としてから、発車してください。
普通のワイパー程度ではフロントガラスに積もった雪はどかせません。
必ず、走る前に落としてください。
(と言っても、全然見えないので、そうするしかないのですが...)
雪を落としてから、思う事が多いのですが、寒いと最初の方に積もった雪がフロントガラスにこびりついて視界が悪くなることがあります。
雪道ベテランの人はこのフロントガラスへの凍り付きを最初から予測しており、
エンジンをかけたときに、すぐに車内エアコンの吹き出し口をフロントガラスにしているのです。またリアガラスも熱線に電源を入れて温めておきます。
こうすると、フロントガラスがエンジンの熱で温まって、すぐに溶けてくるので便利です。リヤガラスも熱線で温められて、すぐに溶けます。
この方法、意外と便利で、雪だけでなく、湿度が高くてフロントガラスが曇った時にも有効なので試してみてください。
他には、走り始めると再度や後ろの窓に積もった雪も取れなくなってしまうので、これも落としてくださいね。
それと、家に帰ったら、愛車はスグに洗車してください。
というのも、雪道にはスリップ防止のため、岩塩がまかれていることが多いのです。
この岩塩、走りやすくていいのですが、車に着くと金属部分がさびてしまうのです。なので、特に足回りや背面もバッと水を流すなりして、この岩塩を落としていくことで、錆を防ぎます。
雪山の駐車場の注意!のまとめ
スキー場の駐車場への停め方について一通り説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
スキー場は目のまえに来ているので、ついつい焦ってしまうのですが、結構駐車場内での事故が起きることありますので、最後まで気を抜かずに無事にリフトにたどり着いて下さい。
まとめると
・駐車場内は速度に注意
・サイドブレーキは引かずに、ギヤを入れて車輪止めを使う
・ワイパーやスキーキャリアは立てておく
・ヘッドライトの切り忘れに注意
・エンジンをかけたまま寝ない
・MT車の場合、エンジンをかける時はギヤを戻してクラッチを切る。
・積もった雪(特に全ての窓)は全部落とす。
特に、ギヤ入れたままのエンジンがけは結構やってしまいがちなので、十分に注意してください。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。