練習してやっと滑れるようになってきたと思った時に、気づくと足元がガリガリと…
このガリガリこそがアイスバーン!!
曲がらない、止まらない、転ぶと痛いと3拍子そろった悪雪の代名詞こと、
アイスバーンの滑り方についてまとめました。
特に初心者の方、もしものためにチェックしておいてください。
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スキーの初心者がアイスバーンを滑るには
スキーの初心者がやっと滑れるかと思った時にでてくる、このアイスバーンですが、
言うなれば、スキー場の氷になります。
スキーで曲がったり、止まったりしたときに、スキーのエッジを使って板の制御を行ったのを覚えていますか?
忘れてしまった方はコチラ↓
→スキーの曲がり方の記事へGO!
→スキーの止まり方の記事へGO!
このエッジが雪面に食い込んで、ブレーキになったり、ガイドになったりして、
スキーは制御できるのですが、
アイスバーンになると、この命のエッジが雪に食い込まなくなります...
ということは...
止まんねー!!( ゚Д゚)
となる訳です。(恐ろしい...)
なので、いつもの感覚で止まろうとしていると、スッテンコロリンです。
しかも、凍っているので、転ぶと痛いんです(:_;)
なので、その時のために滑り方を覚えておきましょう。
その前になぜ、このアイスバーンはできるのでしょう?
特に昼間晴れているときに、なりやすいのですが、昼間、太陽の光で温められるのと、
沢山の人が滑ると、そこの部分の雪がだんだんと解けてきます。
これが、夕方になると、気温が冷えてきて一気に凍るのです。
なので、大勢の人が滑っているところほど凍ります。
また、割と平らな所の方が凍ります。
しかし、意外とアイスバーンはそれほど面積が広いものではありません。
なので、足元がガリガリと言ってきたら、そこでは、無理に曲がろう、止まろうとはせずに、
ガリガリ音が聞こえなくなってきたところで、ブレーキをかけたり、曲がるようにしましょう。
あと、速度も2~3割遅い速度で滑るようにすると、アイスバーンが終わるのを余裕をもって、
待つことができるので、より安全に滑ることができます。
アイスバーンは上級者でも、もともと曲がらないもの、止まらないものです。
なので、ムリに曲げたり、止まったりすると、余計転びやすくなります。
特に初心のウチは決して戦わないことをおススメします。
雪がボコボコしているところや、端っこの方で十分ブレーキがかけられるので、そこまで我慢です。
スキーのアイスバーンの練習方法
スキーのアイスバーンはもともと制御が効かないものです。
スキーの板がプロ仕様のエッジをアイスバーン用にチューンナップしたものであれば、
アイスバーンにもガッツリと食い込みますが、
初心者向けの柔らかくて、変にエッジが引っかからない様に加工してあるスキー板は、
全然アイスバーンに引っかかってくれません。
なので、アイスバーンを制御しようとする練習をしても無意味です。
逆に、ブレーキを無理にかけないで、今まで通りの形で、止まらなくても、気持ちが動じない様に、心構えの練習をする事が大事です。
また、足から伝わってくる感触を感じながら、この感触は無理にエッジをかけても止まらない。
という感覚をつかめれば、大丈夫です。
後は、斜面を見ながらどの辺にアイスバーンができやすいかを見たり体感したりしながら、
斜面を攻略していきましょう。
あの辺はボコボコしているから、止まれるな...とか、テカテカ光っているから、近づかないでおこう...
とか、減速して通過しよう...とかイメージがつけば、アイスバーンへの対処能力は上がってきます。
アイスバーンでケガをしないために
あと、アイスバーンでケガをしないために、気を付ける点としては、
・スピードの出し過ぎに注意!
・疲れてきたら休む
・回りのスキーヤーやスノーボーダーに注意
・飲酒は絶対NG!
・無理な斜面に挑まない
を気を付けていただければと思います。
せっかくの楽しいスキーで怪我をしてしまっては元も子もありません。
上記に注意していただき、アイスバーンがあったとしても、
楽しく安全に滑っていただければと思います。
ちなみに、コブ斜面が苦手な方はコチラの記事を参照ください。
→【超実践的!!】初心者がコブ斜面を安全におりてくる方法
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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