暑い夏。冷房が効いた部屋以外で涼しいところはないか…
富士の山頂はキンキンに冷えていますよん^^;
この富士山に登ったことはありますか?
今でこそインターネットも発達し、色んな事が調べられますが、
1990年代に筆者が登った頃はかなり無茶苦茶やってしまいました。
なので、失敗談をもとにリアルな富士登山がどんなのか?を説明できたらと思いました。
今年の夏は富士山登ってみようかなぁ~と思われる方、要チェックです。
富士登山に初心者が登るために準備することは?
富士山は登山と言うよりはハイキングって感じとも言われていますが、
標高は日本一高い山なので、登るためには、ちゃんと準備をしておく必要があります。
まずは「いつ登るか?」でしょう。
筆者が登った時は、軽いノリで、8月の最終週の土曜日でした。
もともとゴルフに行く予定だったのを、「やっぱり暑いから富士山にする?」といった感じでした。
オイオイって感じですが…^^;
この時期は登る人がメッチャ多いので、迷うことがほぼないんだとか。ラッキーでした。
となれば、あとは準備ですね。
ただし、富士山の山頂は寒いから服は持って行った方がいいよ!!と言われていたので、
しっくり来ないながらも、ウィンドブレーカとセーター、マフラーを用意しました。
鞄の中には、あとはタオルと水と湯沸かし器をもち、後は屋上に行ったら食べようと、
カップラーメンしか入っていなかったのです^^;
しかも、突然登ることになったので、当然宿もとってありません。
さて、富士山に登るプランとしては、おおかた以下の4種類になります。
・ご来光プラン(1拍):ほとんどのツアーがこのパターン。午後から登り始めて、山小屋に泊まります。
その後、朝2:00くらいに山小屋を出発し、頂上でご来光を見ます。その後、下山するプランです。
・ご来光プラン(徹夜):宿をとらずに、夜(22時くらい)に登り始めるプランです。
朝までに登頂し、ご来光を見て下山します。通称「弾丸登山」といわれています。
・日帰り登山:早朝から登って、昼過ぎに頂上に到着します。その後、下山し、夕方までに帰ってくるプランです。
・ゆったりプラン:夕方に山小屋に着くように登り始め、朝は宿からご来光を見る。その後、頂上を目指し、
登頂後ゆっくりと下山する、一番体に優しいプランです。
この中での選択肢としては一番ハードな「ご来光プラン(徹夜)」しかなかったのです。
しかも、夜となれば、ご飯と一緒に飲んでしまったのが「生ビール!!」
オイオイ(/ω\)…って感じですね。
夜だったので、懐中電灯は必要だろうと、忘れずに持って行ったのですが、体調はガタガタでしたね。
靴はたまたまホーキングのハイカットの靴を履いていたので、これは良かったです。
後は、携帯電話。キャリアはソフトバンクでした。当時は頂上では使えなかったのであまり意味はなかったのですが、
今はドコモもAUもY mobileも通じるようですね!!
※ただし、通じるのは7月~8月末までなので、ご注意を!
富士登山を初心者が登るためのトレーニングは必要?
トレーニングはしておくに越したことはないですが、当時は筆者は定期的な運動もしていなかったですし、
全く登山の経験もなかったです。
でも、お子さん連れのかたもいるので、トレーニングをしてないと登れない…
というものではないと思います。
それよりも、大事なのは1にも2にも、登るペースです。
ガイド付きのツアーをナメてはいけません。
ガイド付きのツアーがあったら、初心者のペースづかみのためにあるものだと思って選択してください。
登り始めたころはとっても元気なので、調子に乗ってペースを上げがちです。
ましてや友達と何人かで登るときには、かなりの確率でペースが異なります。
その時は、無理を絶対にしてはいけません。
ここでも、筆者はバカで、ほとんど競争状態で登ってしまいました。
その結果は8合目にて突然現れました。
アルコールと睡眠不足とハイペースの3拍子そろったツケがとうとう来てしまいました。
足が一歩も前に出なくなってしまったのです。
ホント「自分の体じゃないみたい…」といった感じです(@_@)
ここで、友達2人と涙のお別れをします。
「だめだ!!先行ってて…(*_*;」
さて、一人になった筆者ですが、とりあえず、10分くらい座って休みました。
そうしたら、気持ち悪いなりにも少し動けるようになったので、トボトボとゆっくり歩き始めました。
意外とちょっとずつでも進むモンですね。
すると、見えてくるのが「下山道」。
筆者はここで悩みました…
ここで、降りるべきか、進むべきか…
ちょうどその頃、横にいた親子の会話…
子:「お母さん。もう歩けない…!!」
母:「全くだらしがないね~もっとシャンとしなさい!シャンと!!」
と言いながら(すんげぇースパルタ母ちゃん(@_@))、親子で登っていきました。
「これは降りられないな…」
自分にカツを入れ、トボトボ登っていきました。
ちょうどそのころ、気持ち悪いながらも自分のペースが分かってきました。
これは誰にもあてはまらないのかもしれませんが、この時の自分の場合、汗をかかずに登れるペースが自分のペースでした。
逆に寒い寒い…
ウィンドブレーカーとセーターを着こんでちょうど良かったです。
ルートは全然迷いませんね!!
むしろ、人の波が渋滞してしまって、迷いようがないです。
そんなことをしているうちに4時20分!!
そろそろ、ご来光の時間です。
河口湖口から登った場合、ご来光は登っていく中、どこでも見れるのです。
なので、ちょっと腰かけて海の方を見ると、赤い太陽が上がってきました。
【 山頂でのご来光と日の入りの時間 】
2017年
7月10日 4:26 — 19:16
7月20日 4:33 — 19:10
7月30日 4:40 — 19:02
8月10日 4:49 — 18:51
8月20日 4:57 — 18:40
8月30日 5:05 — 18:26
9月10日 5:13 — 18:11←山じまい
「おー!!すげぇ!!」
これは、登り途中でも超感動ですね!!
ここから先は大渋滞!!
体力があっても、渋滞でなかなか登れないのが、9合目ですね!!
登頂したのは午前7時過ぎ!!
午後23時から登ったので、なんと8時間もかかったことになります。
富士登山を初心者が登るためのルートは?
というわけで、ツアーのバスが到着する河口湖がメジャーで、
多く上るので道も間違えないし、山小屋もたくさんあり、
疲れたときは下山道へも行ける。
さらに、渋滞しようと疲れていようとどこでもご来光が拝めるので、おススメです。
で、頂上にてお鉢を見た後、帰ろうかな?と思った時、筆者を呼ぶ声が…
涙の再開です!!(って言い過ぎか…)
友達が待っていてくれました。
聞けば、4時には到着していたとの事だったので、3時間の違いはすぐにでてしまうということですね。
日帰りプランの場合、登頂が遅れると日没やバスに間に合わなくなるので、お気を付けください。
最後まで登り切らなくても途中リタイアという手もありますので、うまく時間をコントロールしてください。
さて、二日酔いの様な気持ち悪さで、とてもラーメンは食べられず(/ω\)
ここからは下りになりますが、砂ばしりという意味が分かりました。
ザッ、ザッ、ザッ…とテンポよく下っていくとホント早いんです。
砂の上を走っている感覚です。
ここで、ハイカットのホーキングの威力が出てきます。
砂ばしりで巻き上げた砂利が靴の中に入ってこないんです。
あれだけ登ってきたのは何だったんだ!!下りは早い早い!!
道は河口湖口を目指して間違えないように!ここだけは超注意です。
8時に下り始めて、砂ばしりが終わったところで時計を見たらなんと9時半( ゚Д゚)
あれだけ、気持ち悪かったのに、どう気持ち悪かったかも忘れるくらいスッキリです。
で家に帰って、飲んだのは「ビール!!」
ぜんぜん懲りていないですネ!!
そのまま、寝てしまい、気づけば夕方でした^^;
以上がさんざんな(笑)富士登山の経験です。
まとめ
富士登山のマニュアルに載っている思いっきり逆さまを進んでしまい、散々な登山になりましたが、
まとめると…
・最初はガイド付きのツアーがおススメ。
・山小屋は使った方が絶対楽!
・トレーニングより、ペース配分!
・上に行くにしたがって超寒くなる。
・靴はハイカットが絶対おススメ!!
というところですかね!
おっと、ビールもNGです!飲むと、もれなく超感覚を味わえます^^;
しっかりと準備して登っていただき、快適な富士登山を!!