8月が終わって、涼しくなってくると、なんとなくそろそろお月見!って思いますよね。
でも、お月見と言えば十五夜だと思ったけど、ニュースでは「今年の中秋の名月は○○日」
って言っている???
一体、十五夜っていつなんだぁ~???というあなた向けに、超簡単にまとめました。
なんとなくはわかるケド、いまいちしっくり来ないあなたは要チェックです。
お月見と言えば十五夜。それっていつなの?わかりやすく説明します。
まず、早速ですが、「十五夜」は毎月存在します…^^;
って身も蓋もないですが…。
1月、2月、3月って普通に使っている月ありますよね。
これってだいたい30日(厳密には29.5日)なのですが、これはもともと月の満ち欠けの1周期の日数がベースになっていることはご存知だと思います。
もともと、日本の暦はこの月の満ち欠けを一周期として、29日~30日をベースとして数えられていました。
なので、日にちの数え方も無意識に月の状態で呼んでたりするんです。
たとえば、「1日」これって何て読みます?「ついたち」って読みますよね!
これは新月のことを「月立ち」と言ったのがなまって「ついたち(朔日)」って言うようになったのです。
となれば、3日経てば三日月ですし、月の真ん中の十五日は満月なので十五夜!!
あとはだんだん引いていって、30日でまた0に戻ります。
このように月は満ち欠けを繰り返すので、毎月になりますよね^^;
ちなみに30日ですが、「晦日」と書きます。意味と読み方は何となく想像つきますか?
12月が超有名ですね。月の最終日の事を「みそか」と言います。
そんなの読めないよ!!というあなたへ大ヒント!!
ちょっと漢字が難しいですが、30歳になった人の事を「ミソジの仲間入り!」って言いますよね!
というわけで、カレンダーの呼び方も月がベースだったのです。
この月の満ち欠けをベースにして忠実にカレンダーを作ったのが「太陰暦」です。
月の満ち欠けで日にちを判断できるので、カレンダーを忘れても晴れていれば、月を見てすぐに日にちが分かる便利な暦でした。
明治に「太陰暦」は廃止されているので、現在は旧暦と呼ばれています。
十五夜といえば、中秋の名月!!由来は何?
さらに、旧暦の季節は、
1~3月が春、4~6月が夏、7~9月が秋、10~12月が冬でした。
となると、7~9月の真ん中、8月15日は秋の真ん中なので「中秋」。
よって、「中秋の名月」は旧暦の8月15日となるわけです。
暑すぎもせず、ちょうどいい気候で…
ってちょっとまった!!
8月15日といえば、普通、お盆の真っ盛りで、あぢぃーよー!!
と思った、あなたはするどい!!
8月15日というのは旧暦なんです。
そのため、現在のカレンダーにあわせると、この8月15日、時期的には1カ月~1カ月半くらい後ろに後ろに来るんです。
となると9月の中旬くらいになりますね!!
昔の季節についてもそれくらいずらすと、ちょうどいい感じになりますよね。
春に比べて、空気も澄んでて、気候も良く、お月見には絶好と言うことで、
今では十五夜と言えば「中秋の名月」を指すようになっています。
十五夜の雑学。自分で中秋の名月を算出できるようになろう!
中秋の名月がめでたく十五夜にくっつきました^^;
いやいや、問題はここからです。
明治に入って、「月の満ち欠け」をベースにした一月を29.5日としたカレンダーから、地球が太陽の周りを回るのを一年を365日としたカレンダー「太陽暦」に変わってしまいました。
となると、
太陰暦では29.5日 × 12月 = 354日
太陽暦の一年はご存じの通り365日ですから、一年で11日ずつずれていきます。
毎年ずれていくのと、あと、太陰暦にはうるう月というちょっと面倒な概念もあります。
そのため、昔からどれだけずれたかなんて、計算ではもうわからないですよね。
なので、ニュースで聞くように「今年の中秋の名月は○○日です!」を聞かないと分からなくなるわけです。
なんだ~、じゃぁ~結局いつってのは聞かないと分からないのね…(@_@)
ということはありません(^◇^)
ここまで読まれてきたあなたは、もう簡単に好きな年の「中秋の名月」をドンピシャ当てることができるんです。
今は簡単に太陰暦カレンダーがネットで見れるので、好きな年の太陰暦のカレンダーを開いて、
8月15日を探して頂き、同じか隣のマスに書かれている太陽暦に読みかえれば、OKです!
例題)2050年の中秋の名月はいつでしょう?
カレンダーで2050年の9月を選択すれば、もう分かりますね^^
まとめ
いかがでしたか?十五夜がどのように決まっているか分かりましたか?
十五夜の由来を知ったことで、いつもの十五夜とは一味違った中秋の名月が楽しめるのではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。