バチッと来るドアノブの静電気嫌ですね。
そんな静電気を回避するには、方法だけではダメで、バチッとくる原理も知っておく必要があります。
方法と原理を簡単にまとめましたので、静電気を避けたい方、要チェックです。
目次
静電気でドアノブがバチっとなるのが嫌。対策方法は?
ドアノブに触ろうとすると何でバチっと来て痛いのか?
ドアが電気を持っているわけではないのですが、私たちに溜まった電気が一番敏感な指先から一気にドアに流れるからです。
ではどうやって防ぐか…
まずは帯電をゆっくりと除去して対処する方法です。
・近くの地面、もしくは木材にしばらく触れて除電する方法・・・ドアノブの近くに木の素材のものがあればそこに5秒程度触れてください。
無い場合は地面に5秒程度触れてください。
木材や地面に電気が流れていきバチッとが軽減されます。
・布テープ(ガムテープ)を吊るしておいて除電する方法・・・とはいっても吊るしておくだけではだめです。
ガムテープでも素材が布でできているもの。手で切るときれいに横に一直線で切れるタイプのものをドアに貼って、ペタペタしないように折り返しておきましょう。
いつもバチバチするドアがあるのであれば、ここにはっつけておくと、ドアを開ける前に簡単に触れます。
5秒くらいで電気が抜けるので、そのあとで、ドアに触ってください。
じっくりと待つのが面倒な方向けの方法
じっくり待つのが苦手なあなた向けの方法としては、金属で緩衝させるという方法があります。
電気が空気中で指先から放電されるから痛いのです。
指先はすごく繊細で、ほんのちょっとの静電気でも痛く感じます。
なので、金属類の何かで、痛いところを緩衝させてしまえばいいのです。
ま、金属に身代わりになってしまうわけですね。
キーとか10円玉とかピン止めとか、何でも構いません。
10円を親指と人差し指でギュッともって握ってください。弱いと効果がないので注意してください。
手に触れる前にこの10円をドアノブに近づけてバチッとさせてください。すると、不思議!痛くありません^^;
そのあとでドアノブに手で触れても、当然もうバチっとはきません。
何も持っていない場合は本当は最初の方法がイイのですが、時間がない場合もありますよね。
その場合は一番敏感な指先ではなく、手のひらで触った方が指先よりも痛くありません。
指先は超敏感にできているので、そこを避けて触れた方が痛くないです。
という感じで、静電気は対策できるのですが、そもそも何で夏は大丈夫なのに、冬はバチバチするのでしょう?
静電気でドアノブがバチっとなる原理は何?
静電気が起きる原因はとにかく、摩擦です。
摩擦からどんな風に電気が溜まるかについては、コチラの記事を参照してください。
摩擦で静電気がなぜ発生するのか?車の乗り降りの静電気を避ける方法はコチラ
ドアノブ自体は動かないのでこちらに電気が溜まっているわけではないので、
私たちが電気マンになって数千ボルトの電気をため込んでしまっているのです。
これが一気に空気放電するので痛いのです。
さらに、夏は静電気が起きても湿度が高いです。湿度の成分は水ですね。
水は電気を通すので、空気中に自然放電していってくれます。
また、夏はよく汗をかくので、汗をかいても自然放電してくれるので、たまらずに済むのです。
なので、夏でも乾燥しているところに行けば、当然バチバチ来ますよ?
例えば、飛行機の中。
最近は人工的に加湿している機体も中にはあるのですが、だいたいの機内では湿度は殆どありません。なので、ここではバチっとなることがありますね。
なので、ここは乾燥しているかも…というときは注意してください。
それと、もう一つ冬には静電気を多く発生させてしまう理由があるのです。
静電気でドアノブがバチっとなるのをさらに回避する方法。
冬に静電気が自然と多くなる理由は乾燥の他にもう一つあります。
それは、「重ね着」になります。
どうしても冬は寒いので、自然と服を重ねて着ることになります。
その重ね着をしたときに、動くとそれらがこすれあって帯電してきてしまうのです。
では、そうならないようにするためにどうするか...
こすれても帯電しないような服を選ぶことが大事になります。
帯電するときは服の生地によって+側に帯電しやすかったり、-側に帯電しやすかったりするのが決まっています。
プラス側から
①ウール<②ナイロン<③レーヨン<④人体<⑤綿<⑥革<⑦絹<⑧ポリエステル<➈アクリル
アクリルがマイナス側となっています。
なので、この数字の近いもの同士で着合わせられれば、静電気は出にくいのですが、
離れたもの同士
例えば①ウールと⑧ポリエステルなんてものを選んでしまうと溜まってしまうのです。
なので、着合わせに注意して服を選ぶことをおススメします。
とはいうものの、そんなに服持ってないし…
というあなたにおすすめなのが「導電性繊維」こちらを服に縫い付けるだけで、
溜まった電気をどんどん空気中に放電していってくれます。
チクチクするので、皮膚に触れない場所で裏地に縫い付けておくと効果ありです。
あとは、靴。
最近の靴は電気を通しにくいものでできているので、溜まった電気がなかなか地面に流れていかないのです。
ここで、用意するのが水の入った霧吹き。
これを玄関においておいてシュシュっと!!水分は電気を通すので、かけるとこちらも効果ありです。
ドアノブの静電気対策まとめ
ドアノブの静電気対策いかがでしたか?
冬は気になる人は、本当に気になる静電気。
・スパークを直接指先に触れない。
・溜まった電気はやさしく除電してからドアノブに触れる。
・服の着合わせを意識する。
等で結構防げるので、是非試してみてください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。