ピラティスを少し経験されると感じると思いますが、今まで運動されてこなかった方にはなかなか難しいですよね。
ピラティスは呼吸と運動を同時に行うことで、効果を発揮するエクササイズですが、
「いろんなこと同時にやるなんて無理だよぉ~」と感じるのではないかと思います。
呼吸だけでも胸式呼吸を意識して…吐きながらああしてこうして…
体が硬いし…、腰を反らない~とか奥歯食いしばらない~とか…いろんな意識が入りすぎて、
正に「頭がいっぱい」といった状態に陥られている方もいるのではないでしょうか?
インストラクターはまだしも、スムースにこなしている横の人を見て、
同じ人間なのにどうしてこんなに違うの???
自分はダメ人間なのではないか…と思われるかたも多いと思います。
でも、昔はみんな初心者だったはずです。
では、上手くなる過程を知っておくことで、「みんなもはじめはそうなんだ」と思うことができますし、
目標もたてやすくなると思います。
目次
ピラティス初心者が上達する流れを理解しよう
1.単純に動きを見てスゲー!!と思っている状態。
まだ、初めてピラティスのこの動きを見ただけの状態。正に他人事の状態ですね。
指示してもらっても意味がまるで分からず、マネなんてとてもできない…
って感じかもしれません。この時は頭の中で積極的にイメージを働かせている状態です。
普段の生活で、この動きに類似している動きを探っている状態ですね。
なんとなくでもマネをしていって、動作に体をどう適合させていくのか?を少しずつイメージして、
いかれると動きができたり、普段の生活でもいままでの動きが楽になったりするので、楽しいと思います。
2.この動きこうすればできそうだな、って思っているだけなら簡単だけど… 状態
なんとなく動きのイメージは理解できる。でも、実際にはできてる気がしない状態。
何度か同じ動作に出会ってくるうちに、動きのイメージはなんとなくついてきている状態ですね。
今、自分が行っている動きにどんどん集中していきましょう。
場合によっては、目を閉じてからだから戻ってくる感覚に超集中してもいいかもしれません。
体はこの状態から新しい動きにどんどん適合していっています。
どちらかというと、できないことの方が不自然になっていき、違和感のないように調整が行われている段階ですね。
3.この動き。そうそうあれね。こうすればいいんでしょ? 状態
動きのイメージがついて、実際にも思った動きができる状態です。
この状態が増えてくると、自信もでてきますね。
体の方もすでにこの動きがほぼ身について、誰かに説明したくなってくる状態かもしれません。
この時点で普段の生活への効果や見た目についてもはっきりと実感されていることでしょう。
4.動きをマネできるのは当たり前。言葉だけを聞いて、無意識にそのポーズが取れる状態。
動きが完全に自分の体にとりこまれた状態です。
ここまで行くと、前になかなか苦労していた時の状態を思い出すのも一苦労。
おれってなんで、この動きできなかったんだ???
誰かに説明するのも、あたりまえな動きを説明するような感覚になっている状態です。
どうあたりまえなのか…
たとえば、自転車に乗られている方、自転車が乗れなかった状態をイメージすることは難しいですよね。
ピラティス初心者が上達するコツ
上手になっていく過程はなんとなくイメージできたと思います。
では、どのようにやっていけばいいのでしょうか??
1.とにかくやる!!
やったことがないイメージは最初から頭にはありません。
いくら他人から聞いたとしても、それは他人のイメージでしかないのです。
そのため、いままでの生活環境だったり、経験したスポーツなどによって感じ方は全然違います。
とにかく動かしてみることで、あなただけの新たなイメージが生まれます。
なので、間違っていようが何であろうが、とにかくやってみましょう。
呼吸できない!!いいんです。あとからやれば…
体硬い!!いいんです。やっているうちにやわらかくなります^^;
2.取り組むことを絞る!!
同時にいろいろやることができなければどうするか…
分割すればいいのです。
自分は何を今日一番やりたいのか?呼吸なのか、動きなのか、柔らかさなのか…
絞って、絞って、できれば1つにするのもいいです。
あとから、組み合わせればいいのです。
人間は同時にいろいろできるかもしれませんが、それは身についてしまっているから。
新しいことを同時に複数は難しいです。
最初は一つずつクリアしていきましょう。
3.60点だっていいじゃない。
チャレンジすることは大事ですが、全部できなくても気にする必要はありません。
できないのは、その人のレベルや体調、天候や気分によっても変わります。
とにかく日本人は真面目なので、「気合でヤル!」とか「自分はこんなもんじゃない…」
とか必死にやって、後で疲れてしまうことも多いので…
気分が載らなかったり、難しいなと思ったときは「また次回」「いつかは…」
という選択肢も持つことをお勧めします。
ピラティスの頻度はどれくらいですればいいの?
ピラティスには色んな要素があり、すぐにできる様になるのはなかなか難しいです。
そのため、1回言って終わり…ではなく、継続がとても大事になります。
ではどれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか?
特に初心者は週に1度くらいから始めることをお勧めします。
気合で一気に多くやったからといって、効果が一気にでるわけではありません。
そのため、最初は無理のない週1度くらいから始めていただき、増やすにしても、徐々に増やしていただき、
多くても週2~3回くらいが適当と言われています。
なぜなら、生理的な観点からみても、トレーニングしたあとにはどうしても筋肉疲労が発生するからです。
筋肉疲労の状態でさらにトレーニングを重ねても効果は出にくいです。
そのため、この筋肉疲労から体が回復するのに1~2日を要するため、時間を空けた方がいいのです。
まとめ
なかなか難しいピラティスですが、まさに、ピラティスは一日にしてならず… ですね。
ピラティスは無理なく楽しく継続して取り組むことが大事です。
無理のない自分のペースで取り組んでいただき、理想な体を作っていってください。
→ギックリ腰経験者の方はコチラもご参照ください。