月をジッと見ていると、気づくのが月の模様ですよね。
なんとなーくウサギの様な模様が浮き出ていますが…
この黒く見えたり、白く見えたりしてるのはなぜでしょう?
月も回っているのだろうけど、なぜいつも同じに見えるのかについてまとめてみました。
月の表面の黒い色は何?クレーターじゃないの?
最初に、月はなぜ見えるのでしょう?
月は太陽の様に自分では光っていないので、月があるだけでは真っ黒なのです。
部屋の中にある白い歯磨き粉も黒いコーヒーも夜中になって明かりが消えてしまえば、どちらも真っ黒ですよね。
逆にテレビだったり、スマホの画面は真っ暗でも見えますよね。
これはテレビやスマホは自分で光っているからです。
月が自分で光っているはずはないですよね。となると、なんの光なのか?太陽の光の反射です。
ちなみに白い歯磨き粉は光をよく反射するので、白く見えますし、コーヒーは殆ど光を反射しないので、黒く見えます。
月の色が一色でなく白っぽく見えたり、黒っぽくするのは、光を多く反射する地面なのかどうかで決まります。
というわけで、まず黒い色は何なのか?
玄武岩が主な成分と言われています。
感じからして黒いですね!!
月の表面の色の成分は何?
ではなんで、この黒いところと白いところが分かれているんでしょう?
月の形が出来上がった頃、高熱でドロドロと溶けていました。
表面が冷えて固まってきたとき、表面にはカルシウムやアルミニウムの様な白っぽい金属が多かったのです。
基本的には白が多いのです。
そのため、月の裏側の写真を見ると、黒の部分は殆どないのです。
表面が冷えて固まった後、宇宙からは沢山の隕石が月の表面にぶつかります。
隕石がぶつかった後にはクレーターと呼ばれる大きな穴ができています。
クレーターは地球にもありますよ。
地球の場合は大気があるので、大気にぶつかった摩擦熱で地球に届くまでに殆どが燃え尽きてしまい、
大きな隕石も小さくなってから地球にぶつかるので、それほど大きな塊がぶつかることはあまりないのですが、
月の場合は大気が殆どないので、隕石もそのまんまの大きさで、バンバン当たります。
ちょっと痛そうですが…^^;
その中でも、大きな隕石がブチ当たった時に、月の表面に裂け目ができて、中からマグマがどわっと出てきました。
そのマグマに含まれる成分の中に黒い色の成分。いわゆる玄武岩ですね。
この成分が出てきて、月の表面を覆ったため、黒い成分ができたと言われています。
この部分が黒く見えて、今の模様の様に見えています。
月の表面の模様がいつも同じなのはなぜ?自転はしていない?
それにしても、春でも夏でも月はいつも同じ模様をしていますよね。
満ち欠けはあるものの、模様はいつも同じです。
月は自転(自分で回る事)をしていないのでしょうか?
結論としては、月も自転をしています。
ただし、回り方は非常にゆっくりで、地球の周りをまわる時間(公転)とほぼ同じです。
月は地球の引力に引っ張られて、地球の周りをまわっています。
距離が近すぎて、月の一番重いところが手前に来て引っ張られているような感じですね。
そのため、地球に見えるところはいつも同じところというわけです。
月の表面の模様について
月の表面の明るいところと暗いところがある理由といつも同じ模様をしているイメージはなんとなくつかめましたでしょか?
ところで、このウサギさんは全国どこからでも見えているはずなのですが、国によって皆さま色んな見方をされているんです。
日本ではウサギさんが餅つきをしているイメージですね。
全国では餅つきなんてそうないですよね。なので、女性の横顔だったり、カニだったり、ワニだったり、ライオンだったりするそうです。文化を感じるところですね。
あなたも、じっと見ていたら何か自分だけの見え方ができるかもしれませんね!