7月20日近辺になると毎年、スーパーやテレビでやっているのが、
「土用の丑の日にうなぎを食べよう!!」ネタ…
そもそも、土用の日が何なのかを知りたくないですか?
「うなぎ」って言ったって、○国産以外の者は庶民には高くてなかなか買えないし、
しかも、2017年の土用の丑の日は2日もあるなんて冗談じゃない。
なので、土用の丑とはそもそも何なのか?
うなぎを食べずにすむ殺し文句はないか?についてまとめてみました。
家計が厳しいお母様、要チェックです。
目次
土用の丑の日の由来は?そもそもこの日は何の日?
いきなりですが、土用は年に4回もあるのです。
しかも土用とは季節の一部なんです。
なぜか?
中国では陰陽五行説というものがあって、自然界は全ての物事が木、火、土、金、水の5つの元素の循環で行われている。
という概念がありました。
季節をこれに当てはめてみようとなったのです。
なんとなく想像はつくかもしれませんが、
春 … 木
夏 … 日
秋 … 金
冬 … 水
となりました。
アレ、土がない…
となりますよね。
4つの季節に5つの元素を割り当てるので、どうやっても1個余ります。
だったら、土は4つに分けて、季節と季節の間に入れよう!!となったんです。
となると、1年は365日だから、木、火、土、金、水で5等分すると
365 ÷ 5 = 73
さらに、土は4つの季節の間に入れるのに4つに分割して、
73 ÷ 4 = 18.25 となって、
約18日ずつ季節の間に入ることになりました。
そのため、
立春、立夏、立秋、立冬の節気の前18日間が「土用」となりました。
意外とそうしてみると、季節の変わり目となった土用は意外と重要な役割を担うことになります。
土用丑の日以外も、土用干し、土用波、土用雨とか、中には聞いたことがある言葉もあるかもしれませんね。
というわけで、立秋(8月7日)から前の18日間、
7月19日から8月6日が夏の土用になります。(年によって若干前後しますが…)
この18日間に、十二支のカレンダーで丑(うし)があれば、土用の丑の日となるわけです。
2017年の場合、7月25日と8月6日が丑なので、2回土用の丑の日があるというわけです。
土用の丑の日にうなぎが結びついた理由は?
平賀源内が売れていないうなぎ屋の相談を受けて、「本日 土用 丑の日」という立て看板を出したところ、
客が殺到し、それ以降土用の丑の日が定着した。
という話は有名ですが、なんで、この立て看板で人が集まったのでしょうか?
もともと、土用の丑の日には丑(うし)にちなんで、「う」がつく食べ物を食べると夏バテ防止になる。
という言い伝えが定着していたのです。
となれば、待ちゆく人は夏バテを防止するために、
今日は丑の日だから、「う」がつく食べ物を探していたに違いありません。
「う」がつく食べ物ね…
う、う、うまい棒(ないか…^^;)、うし、納豆、梅干し、うり…、
毎年同じだし、なかなか変わったもんないかなぁ~っと思ったら…
あったぁ!!(立て看板を見て)
「うなぎ」だぁ~!!
となった訳ですね!
別に「うなぎ」だけが、土用の丑の日の縁起のよい食べ物じゃないんです^^;
あなたも、「う」がつく食べ物、探してみてはいかがでしょう?
土用の丑の日にうなぎ以外を食べたくなる方法は?
以上のことより、うなぎが土用の丑の日に食べられている理由は理解できたと思います。
知識は宝!!それを、うまく利用してうなぎを食べない方向にもっていくのは簡単ですね!
そもそもうなぎを食べたくなくなる方法
代替はうなぎを食べるのは夜でしょうから、その前の食事に梅干しを仕込んでおくんです。
夜になったら、
「あ~うっかり…梅干しとうなぎの食べ合わせって良くなかったんだ…」
梅干しも「う」がつくので、縁起はそのまま、食べ合わせも縁起がよくないって言われてますしね…^^;
グルメのお子さん向け
グルメの人向けにはうなぎの生態を説明されては如何でしょうか?
うなぎの旬は冬なのです。うなぎは冬眠する魚なので、冬眠前に栄養をたらふく蓄えて脂ののったうなぎは格別です。
ま、夏はそういう理由からも売れにくかったんでしょう。
暦に興味があるお子さん向け
そういうお子さんがいるかはわかりませんが…^^;
土用の期間は年に4回もあるんです。
よって、土用の丑の日も夏以外にもあります。
秋の土用の丑もしくは冬の土用の丑の日を提案されてみてはいかがでしょう?
まとめ
土用の丑の日の由来やなぜうなぎを食べるようになったのか?についてイメージは沸きましたでしょうか?
うなぎ以外の選択肢もあることも理解できたと思います。
是非、雑学のレパートリーに入れていただき、有意義な土用の丑の日を迎えていただけたら幸いです。