ボディーボード(BB)を海水浴場で行う場合、場所によっては、安全のため足フィンが禁止されているビーチが結構あります。
それ以外でも、海水浴に行ったついでに、思いつきでボディーボードの板をレンタルした場合、フィンまでレンタルしてくれるところはまれです。
でも、足フィンを使わないでボディーボードはどのようにやれば楽しめるのでしょうか?
波の載り方と練習方法についてまとめました。
フィン無しでボディーボードをされる方、要チェックです。
目次
ボディーボードでフィンなしでのやり方
ボディーボードでフィンってある場合とない場合でどれくらい影響が出るの?
と思いますよね…
波は波自体が動くのではなく、うねりが伝搬していく様に進んで行きます。
ということは・・・
いくら波に押し進めてもらおうとしても、その場にいるだけでは、波の高さによって、
一時的に盛り上がったような感じはしますが、その後、何事もなかったように、波に置いて行かれてしまいます。
ちょっとイメージが分かりにくいかもしれないので、ボディーボードで波に乗るためのイメージを絵に描きました。
波の斜面になっているところをフェイスといますが、ここのフェイスの部分を滑り降りる様に進んで行きます。
ただし、このままこの状態になっても、すぐに波の後方に引っ張られてしまうので、重力が波の引っ張りに負けない様になるまで、
前に漕いであげる必要があるのです。
なので、コツをつかめば、どこで待っていれば、楽に波にのれるのか?
どのタイミングでバタ足を始めれば乗れるかのイメージがつけやすいのですが、
コツがつかめないと、相当バタ足を頑張らないと波において行かれるのです。
となると無理じゃん・・・( `ー´)ノ
と思うかもしれませんが、大丈夫です。
波に乗ろうとボディーボードをスーッと踏み切ることをテイクオフと言いますが、
このテイクオフのタイミングで、ボードに乗っていて、ただバタ足を始めるのではなく、
地面を蹴って踏み切る事で、その後のバタ足を減らすことが可能です。
ということは・・・
足がつく深さのところで、踏み切る分には足ひれなしでも十分ボディーボードを楽しむことができます。
ボディーボードの浅瀬での波の乗り方は?
では、足の着くところで、実際に波に乗ってみましょう。
では早速・・・
いやいやいやいや・・・この様な波に最初から乗ろうとして、波に飲まれて痛い思いをしてもイケないので、
最初は、波うち際の「スープ波」に乗るトレーニングから始めましょう^^;
おっと、スープ波とは・・・新しい言葉が出てきました。
このスープ波とは、波がベシャーンと崩れた後にできる、泡だらけの波の事です。
スープの様に見えるので、このような名前で呼ばれる事が多いです。
このスープ波であれば、一番難しい、波の崩れ際を読まなくても、波に乗ることができます。
かと言って、やってみると分かるのですが、このスープですら、最初は乗ることが難しいと思います。
コツとしては...
テイクオフが重要
しっかりと、地面を蹴ってテイクオフしましょう。
前に進む加速が弱いと、あっという間にスープに置いて行かれてしまいます。
なので、最初は波がきたら、床を蹴って、さらにバタ足をして、波に乗ってください。
ボードと体の角度
波に乗るときに、ボードや体の角度はとても大事です。
進行方向に対して、ボードがしっかりと波面をとらえていると、進みが早くなります。
ボードが水平になるにしたがって、進みが遅くなります。
(実際にはボードと体を合わせた角度になります。)
だったら、ボードを強引に倒せば、誰でもできるんじゃないかな???
と思われる方は多いのですが、それはチト危険です。
ボードを寝かせすぎると、前方の波面にボードが突き刺さって、ひっくり返ります^^;
これは辛いです。
たとえ波に乗れたとしても、その後波において行かれそうだな・・・と思ったら、
ある程度はボードの角度を寝かせることで何とか持ちこたえられます。
それでも、置いて行かれそうな場合は、バタ足で頑張って漕いでいただき、波の前に出てください。
スープ波の乗り方のイメージはつきましたでしょうか?
無意識にボードの角度がとれるくらいにエクセサイズを繰り返しましょう!
さらに、これは楽勝!と思われた方、次のステップに進んで行きましょう!
ボディーボードで波乗りしやすい波は?
スープ波に乗れるようなったら、もう少し動きのある波にチャレンジしてみましょう。
この時も、フィンがないので、基本的に足が届く場所での波乗りになります。
波が折り返すところからのに乗ると、高さが出てくるので、より波に乗っている感が出てきます。
波には乗りやすい波と、乗りにくい波がある!
乗りやすい波とは波に厚みがある波です。
厚みが厚いほど、徐々に波が体を押してくれるので乗りやすいです。
実際に乗っているのを見ても、心地よさそうに見えますよね。
乗りにくい波は波の厚みが薄くて一気に崩れる波です。
台風の時によく起きる波なのですが、この波は一気に波のトップが一気に波面に叩きつける様な波です。
サーファーのなかではダンパーと呼ばれている波です。
この波は、ボディーボードの場合、乗って乗れないこともないのですが、
ボードの角度を間違えると、簡単に波に飲まれてしまうので、注意が必要です。
でも、乗れると、波の上でボードがバウンドする感覚が得られたり、加速が凄いので、乗れればとても気持ちがイイです^^;
見た目的にも乗りにくそうなのが分かると思います。
最初は厚めの波で練習されることをお勧めします。
波に乗る感覚としては、波が崩れそうだな・・・と思うところよりも若干前にポジションを取ります。
波が、次第に迫ってくると体が沖に引っ張られていく感じがします。
ここがポイントです。
このタイミングで、若干斜め前に水底を蹴ってテイクオフです。
そこから先はバタ足よりも、体の角度を合わせることにフォーカスしてください。
ウマくボディーボードと波の角度が合うと、スッとボードが走り始めます。
後は、ボードの角度とバタ足で進みを微調整して下さい。
進み過ぎたら、ボードを起こし気味にする。
波に遅れそうなときは、ボードを倒し気味にし、若干バタ足を加えると、
波に乗っている時間をどんどんと長く保つことができます。
フィンなしでのボディーボードまとめ
フィンなしの状態でのボディーボードのやりかたや練習方法について説明してきましたが、如何でしたでしょうか?
足がつくところで、水底を蹴って踏み切れば、結構いろんな波に乗ることができるので、
怪我には気を付けて、どんどんとチャレンジしていただければと思います。
→ボディーボードの注意事項はコチラ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。