サルサダンスと聞いてあなたは何をイメージしますか?
サルサダンスと聞いてイメージするのは普通…
・情熱的でハードなダンス。
・腰を派手に動かすダンス
・とにかくひたすらグルグル回っている。
・露出度の高い派手な衣装で踊っている。
・とにかくラテンなノリでペアで適当に踊っている。
・男女の距離感が違くて、見つめ合って踊る。
だったりするかもしれません。
でもこれ、全然違います!(*_*;
テレビの特番でやるときは多少、色を付けて大げさに紹介することが多いのですが、
あまりにもイメージとかけ離れた紹介がされたため、間違ったイメージを持たれている方が多いです。
では、実際はどんな踊りなのかを紹介していきます。
サルサダンスとはどんな踊り?魅力・楽しさは何?
「 他とは全く異なるダンスです 」
では伝わらないと思いますので(^^;)、ほかのダンスと比べて、どのように違うかを説明します。
サルサが他の踊りと違うところは、ズバリ、
「他と競わずに自由なペアダンスをめいめい踊っている」
と言ったところでしょうか?
言葉では通じにくいところもあると思いますので、動画を紹介しておきますね。(ほんの一例です。)
他の踊りでのたとえとして、例えば、ベリーダンスの場合…
いついつにお披露目があるから、その時までに振付を覚えて、覚えたら曲に合わせて練習して、
いざパーティーや大会などで、みんなの前で踊って見てもらうところが醍醐味だと思います。
サルサの世界にも少しはパフォーマンスというのはありますが、どちらかというとそれよりも
フリーダンスの割合が圧倒的に多いです。
サルサクラブという場所に行って、そこに集まっている人を1曲ずつ交互に誘って(誘われて)、
満足するまで踊る。
踊るのも誰かに見せるために踊ると言うよりは、今、その場で踊っている相手と音をを共有して楽しむ。
と言った感じですね。
あと、踊りというと、目立ちたい人が多いですが、サルサの場合、意外と目立ちたくない人も結構います。
フロアで誰も踊っていないと、みんな恥ずかしがって踊りたがらない人も多いです。
服装は動きやすい恰好の人が多いですが、決して露出度は高くありません。
しかも、普通の服(YシャツやTシャツ、スラックスやジーンズ)の人がほとんどです。
となると、
「それって、何が楽しいの?(@_@)?」
と思われるかもしれません。
サルサの醍醐味はそこではなく、
「アドリブで男女でたくさんのバリエーションを作って踊る」
ところにあると思います。
バリエーションは相手と組んでいるときや、離れているときもあります。
曲に合わせて、その時の体調や気分に合わせて、いろんなバリエーションを組み合わせていきます。
これはすごい緻密に計算されていて、タイミングやお互いの意気がちょっとでもずれると、
形になりません。
それを、感じさせないようにあたかも簡単そうにやっていますが、ここがたまらなく楽しいのです。
お互いと曲がドンピシャでタイミングが合った時、至極の心地よさが味わえるのです。
振りも特に決まっているわけでは無く、踊りは全てアドリブで行われます。
バリエーションはほぼ無限にあり、上手な人は何十、何百のバリエーションを一曲の中に盛り込みます。
アドリブで踊るペアダンスで、バリエーションの型がこれだけ多い踊りはサルサ以外にはないでしょう。
さらに、踊っている人のほとんどは初対面でも、この意気を合わせて踊ることができます。
だれでもです。
日本人だけではないですよ。
サルサをやっている人であれば、アメリカ人とはもちろん、韓国人、中国人、シンガポール人でも大丈夫です。
英語が苦手?? 大丈夫です。言葉は全く不要です。
旅行や出張のついでに現地の人と踊りに行く!なんてことは踊れてしまえればホントに楽勝です。
サルサダンスの発祥はどこ?スタイルってあるの?
サルサの発祥についてはいろんな説がありますが、「サルサ」という言葉自体が「ソース」の意味で
いろんなものが混ざるという意味になります。
余談ですが、サルサにソースの意味があるので、サルサソースといういいかたは
ソースソースなのでちょっと違いますね(^-^;
さて、色んなところでそれぞれ発祥したものが混ざって今のサルサができあがっています。
そのため、発祥はそれぞれの地となります。
ここではその中でも、今、日本で一般的に踊られているようなサルサについての紹介になりますが、
曲と踊りの型で若干、異なります。
サルサの曲は「南米」でいろいろと交じり合って今のサルサっぽくなってきたというのが自然です。
詳細については色々なホームページでサルサの発祥が語られていますし、
詳しい人はホント詳しいのですが、ホントおおざっぱにはそんな感じです。
由来について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ…
なお踊りについても、色んなところで発祥していますが、おおむね「北米」で発達していますね。
その他にも、キューバだったり、コロンビア発祥の踊りの型もあります。
ただ、いろんなところで発祥しているので、こちらも一種類ではなく、何種類も存在します。
その中で、日本で多く踊られているサルサの種類はおおむね次の3種類です。
1.LAスタイル(On1スタイル)
主にアメリカの西海岸側(ロサンゼルス)を中心に発達。
曲の1から動き始める(Break On1)ため、On1スタイルとも呼ばれています。
2.NYスタイル(On2スタイル)
主にアメリカの東海岸(ニューヨーク)を中心に発達。
曲の2から動き始める(Break On2)のため、On2スタイルとも呼ばれています。
3.キューバンスタイル
主にキューバを中心に発達。
曲の1から動き始める(Break On1)ではあるが、そうは呼ばず、キューバンスタイル、
またはカッシーノスタイルと呼ばれています。
詳しくは後で話しますが、日本ではこの3種類のサルサダンスが主に踊られています。
逆に、このどれかができれば、どこでも踊れちゃいますよ(^^♪
踊り方の細かい説明やそれぞれ、実際に踊っている動画はコチラを参照ください。
→サルサダンスのスタイルの違いってどう違うの?
サルサダンスのまとめ
サルサの踊りのイメージがなんとなくつかめましたでしょうか?
いろんな場所に行って、いろんな人と楽しく踊れるって素敵ではないですか?
決して、派手で情熱だけの踊りではありません。
相手と作り上げる、コミュニケーション的な踊りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
→サルサダンスはどこでできるの?と思った方はコチラを参照ください。
→サルサの踊り方や持ち物、マナーについて興味のある方はコチラ
→サルサ人の日常生活って・・・ はコチラ